リズム天国ミラクルスターズ【リミックス5】が難しすぎる!「終わりなきパーフェクト」ってそういうこと?!

ソファで携帯ゲーム機を持ちながら足をバタつかせて駄々をこねるシャム猫 まる美

※この記事内のゲームキャプチャ画像はNintendo Switch本体機能でまる美が撮影したものです ©Nintendo

「……なんじゃこりゃ。」

コントローラーを置いて、思わずため息をついていませんか。……私もです。

11年ぶりの新作を心待ちにして、ウキウキで遊び始めたリズム天国ミラクルスターズ。プレイ開始直後は操作の違和感や曲調に何かとモヤりましたが、慣れてくるにつれ、ほとんどのミニゲームは「やっぱリズ天だわ~♪」と楽しくなってきたのに、【リミックス5】だけは別物でした。

リズム天国ミラクルスターズのリミックス5を示すゲーム中のタイトル画面


何度やっても訳がわからない。リズムにノりたいのに全くノれない。なんとかしようとしても外す。ついには「これ、ほんとに人間が作ったのか?」と開発を疑う気持ちがムクムクと湧いて出る始末。この曲は二度と聴きたくないくらいに嫌いになりました(プレイ中の話ですよ / 苦笑)。

先に結論をお伝えします。

あなたのリズム感は、おかしくない。
おかしいのは、【リミックス5】のリズムの作り方=タイミング設定です(断言)。

今回は、歴代タイトルの大ファンである私が【リミックス5】の「何がそんなに気持ち悪いのか」を本気で言語化して、それでもクリアするための現実的な攻略までお伝えする、いわば【物言い+救済】の記事です。

▼発売前からプレイ直後の感想までまとめた記事はこちらです▼

リズム天国 ミラクルスターズの評判は本当?大ファンが1周遊んでみた正直レビュー
11年ぶりの新作『リズム天国 ミラクルスターズ』を歴代シリーズの大ファンがプレイ。「操作が煩雑」「リズムと合わない」などネガティブな評判を実際に遊んで検証しました。買うべき人・待つべき人も正直にお答えします。

リズム天国の気持ちよさは、音と動きがピタッとハマってこそ

リズム天国の何が中毒的かというと、私は「音ハメの快感」+「リアルな手応え」だと思っています。リズムや拍の切り替え時にぴったりハマった時の満足感。それに、実際に画面に出ている動きを体感しているかのような感覚があるんですよね。

今回のミラクルスターズなら、「缶をぐしゃっと潰す感触」「プリンをそろりと受け取った感触」「ハンドクラップした時に、パン!と手が合わさる感触」「なわとびがぺちぺちと地面をたたく感触」「棒や金属のスコップをつかみ取る感触」などなど。音楽にぴったり合うタイミングにこれらがプラスされることによる気持ちよさがある。

そして今作は、表と裏のリズム(表拍/裏拍)を切り替える趣向のゲームがけっこう多くて、そこはなかなか面白かった。ちゃんとリズムにノれるように作られたものは、切り替えが決まった時の快感もひとしおで、ゲーム性がぐっと上がっていると思いました。

……だからこそですよ。

これ以外のゲームは概ね楽しめただけに、【リミックス5】の意味不明さがより際立つんです。

曲と操作がかみ合わない!リズムがバグる【リミックス5】

はっきり言います。
【リミックス5】は、曲とタイミングが合っていない箇所が多すぎる。冒頭から何小節目までかは何てことないんですが、2回目のワイパー辺りから「え……?」となり始めます。

リズムを理解して、それにノることが出来れば勝てるはずのリズ天なのに、このリミックスはリズムを取ろうとするとミスるようになっている。一生懸命曲を聴いて、タイミングを計ろうとしている自分がバカみたいに思えてきて、正直、面白くないを通り越して、ただただストレスが溜まっていくレベルでした。

特に私のアタマから「?」が出まくったのが、雷以外のこの3つ。

  • ワイパー:ダントツで憤りを覚えたポイント。タイミングと曲のノリがどうしても一致しなくて、ストレスMAX。ワイパーはリミックスじゃない通常のモードでもタイミングがズレ気味でちょっとイラっとするんですけどね(苦笑)
  • そっとキャッチ:プリンをそっと受け止めるアレ。優しい面のはずが、これも曲との相性が悪くて、無理やりぶっ込んだ感が半端ない。出来なくはない。でも、「なんでこれをこの曲に合わそうと思ったの???」と首を傾げてしまいます。
  • 虫取り:私、虫取りはめちゃくちゃ得意で大好きなんですよ!オモテの1もウラの2も、パーフェクト出しました!(ワーイ♪)本来は楽しくてすごく気持ちのいいゲームなのに、【リミックス5】の中では「???」な箇所が多発。蝶々はまだいい感じだけど、バッタがよくない。

念のため補足すると、これは「難しい」ことへの文句ではありません。リズ天の難しさはむしろ大歓迎。私が言いたいのは、「リズムにノれれば完走できるように作られていない」=リズムゲームとして筋が通っていない、という一点で、難易度以前の話なんですよね……

リミックス5のワイパー場面で2体のキャラクターが車のフロントガラスの上でコケているゲーム画面

私だけじゃなかった!【リミックス5】で詰まる人たちの声

「これ、みんなノリノリでやれてるの?!?!」
と腹立たしいやら不思議に思うやらで検索してみたところ、【リミックス5】への反応をまとめた動画を見つけました。やっぱりみんな、同じところで……共感×∞。

この中でも私が「それな!!」と膝を打ったのが、これらの声。


「リミックス5、曲とあってなさ過ぎてムズイ」

「リミックス5のワイパーからリズムがわからなくなる」

「パーフェクトチャレンジのラスボスはリミックス5でした」

(※【リミックス5】への反応をまとめた上記動画より一部を引用)

「曲とあってなさ過ぎ」

これですよ!これが、私がこの記事で言いたいことそのものです。難しいんじゃなくて、リズムと噛み合っていないからノれない。同じ違和感を持っている人が、こんなにいた!詰まっているのはワイパーだったり、虫取りだったり、人それぞれ。【リミックス5】が最後まで残る鬼門としてしっかり語られている実態がありました。

まる美
まる美

「リミックス5かっこいい!」「大好き」という声もちらほらあって、刺さる人には刺さっている模様。確かに、曲だけのことを言っているならわかりますが、ゲーム(タイミング設定)としてはどうなんでしょうかね……

これは確信犯?!「終わりなきパーフェクト」ってもしかして……

ムキになってリプレイを繰り返した私。
さんざんストレスをため込んだ後で、このリミックスの曲名を改めて、しっかりと目にしました。

「終わりなきパーフェクト」の曲名が表示されたリミックス5のゲーム画面

……開発さん、これってもしや、わざとですか?!

いくらやってもパーフェクトが取れなくて、終わりが見えない。まさに「終わりなきパーフェクト」を延々と体験させられている我々。戦隊ヒーローみたいに熱く盛り上がるカッコいい曲なのに、プレイしている私の顔はミスった時の仲間キャラのような冷めた真顔になっていくばかり……

▼こういう表情ですね

傘を持ったキャラクターたちが並ぶゲーム画面


この皮肉、そして意味深な歌詞(歌詞については実際にプレイして確かめてみてください)、狙ってないと言われても信じられません。

「ここらでちょっとイジワルしちゃうか~♪」みたいな任天堂ジョークなのか、それともこれを「パーフェクトへの試練」としてわざと設定しているのか……どちらにしても、【リミックス5】がプレイヤーを試しにきてるのだけは間違いなさそう???

リズ天の理念と逆じゃない?【リミックス5】は目押し・耳押し頼みだった

ここからが私が本当に言いたいこと、このリミックスへの「マジレス」です。

リズム天国の生みの親・つんく♂さんは、かつての任天堂の社長・岩田氏とのインタビューで、従来の音ゲーについてこう語っていました。


つんく♂
「音楽をやっている立場からすると、どうもフラストレーションを感じるんです。『ここがボタンを押すところ?』という感じで。つまり、あれは、リズムにのるというよりも、けっきょく、目押しをしてるんですよね。」

岩田
「いわゆる『音ゲー』というのは目で見て、譜面に合わせて、指定されたところでボタンを押すだけであって、リズムではないんじゃないか」

つんく♂
「そうなんですよ。音、関係ないんですよね。」

(出典:社長が訊く『リズム天国ゴールド』つんく♂さん篇 より)

つまり、つんくさんが一番嫌いで、正したかったのが「目押し」。音を無視して、画面を見てタイミングだけ合わせる、あの遊び方です。それを世に問うために生まれたのが、リズム天国というシリーズそのものだったはず。なのに、【リミックス5】は、目押し(★)&耳押し(☆)でしかクリアできない。

しかも今作『ミラクルスターズ』は、そのつんくさん本人がミラクルプロデューサー(ゲーム内スタッフロール表記)で、楽曲も手掛けています(「終わりなきパーフェクト」もつんくさん作ですね)。過去には任天堂の開発スタッフを集め、ダンスレッスンまでして「ノリ」を叩き込んだという、彼の熱い思い入れを汲む作品の中に、理念と真逆のゲームが紛れ込んでいる……この矛盾に、私はなんとも腑に落ちない感覚を覚えました。

正直に言えば、【リミックス5】をプレイしている間、私はずっとこう毒づいていました。

「これ、絶対AIがタイミング設定したやろ……」

ないとは思います。でも、そんな疑惑を持たざるを得ないくらい、このリミックスだけは「曲に耳を傾けたら負け」「リズム感を捨てないとクリアできない」ゲームになっていると感じました。


★=キャラクターのモーションなど、目で見える変化に合わせて押すこと
☆=「特定の効果音(合図)」だけを聴いて押す
こと

モヤっとするけど【リミックス5】は曲を聴かないのが正解

このリミックス。私が最終的にたどり着いた突破法は「リズムを取ろうとするのをやめる=曲を聴かない」、これに尽きます。ここでいう「曲を聴かない」は、音を遮断するという意味ではありません。曲のノリやメロディーではなく、「合図」だけを聞いて合わせるということです。

  • 音楽のリズムに引き込まれないようにする
    曲のノリに合わせようとせず、画面の動き・合図のタイミングだけを目と耳で拾って、そこに合わせる(ワイパーなんかは特にこれ)。
  • つまり「目押し」「耳押し」に振り切る
    これが一番ラク。蝶々とバッタは耳押し、ワイパーやそっとキャッチは目押しですね。つんくさんが嫌った遊び方ですが、開発が敢えて仕込んだお遊び要素でないなら……皮肉なものです。
  • どうしても無理な日は、いったん離れる
    メダルやパーフェクトをつけたい気持ちはわかりますが、ほかにたくさんある、ちゃんとノれるミニゲームで耳と気持ちを「リセット」してから戻ると、目押しモードに切り替えやすいです。
まる美
まる美

リズ天の攻略で「曲やリズムを無視しろ」とか、本来ありえないアドバイスですよね。でも【リミックス5】だけは、それが正解だと思います……残念ですが。

▼クリアできた時は、嬉しさよりも徒労感&解放感共に記念撮影しちゃいました▼

リズム天国ミラクルスターズのステージ選択画面でクリアしたリミックス5にメダルがついた瞬間の様子

【リミックス5】には物申す!でも、ミラクルスターズはやっぱり好き

【リミックス5】には思うところアリアリですが、それはこのゲームが大好きだからこそ。
ここでは、発売から1か月ほど経った今になっても私が何度もリピートしているお気に入り曲を5つだけ紹介します。オモテ=オモテ面、ウラ=ウラ面にラインナップされているミニゲームです。


リサイクル(オモテ&ウラ)🥫🔨🐱
ぐしゃっと缶を潰す感覚と音ハメが最高。そうよ!これくらい映像とピッタリ合ってるからこそ楽しいのよ!後ろで監視している社長兼CEO猫が気になってミスる(笑)。「ピピッ・エイヤァー!」

(オモテ&ウラ)🌩️👾🌩️
これぞリズム天国!というノリのいい曲とリズムがクセになる一面。テンポにノれた時の爽快感がスステキでワープマンがかわいすぎる♡「チョッパチョッパドーン⚡ビビビダーン⚡」

棒つかみ(ウラ)🥋✊🪏
まさかのカラテ家!懐かしさで画面が見えなくなりそう……相変わらずのリズムとキメ顔(ドヤ顔)がやっぱりイイですねぇ。「来る!!…3つ!!!」

ガーディアン(ウラ)🛡️🌍☄️
古(いにしえ)のドイツのディスコポップ・ジ〇〇ス〇ンを彷彿とさせる曲調が好き。守ってる感あります。アロハー。「ブブブーン・エイヤッ!」

THE A(オモテ&ウラ)🎸🎸🎸
ギター音楽好きなんですよ。とにかくかっこいいし、「A」がきれいに決まった時はバンドメンバーになったみたいな一体感がある!(背景は謎)。「AAA・エイエイエーーーイ♪」

まる美
まる美

お気づきだろうか。上の5つは、全てAボタンのみで遊べるということに……w

【まとめ】おかしいのはあなたのリズム感じゃないよ

最後に、【リミックス5】で自信をなくしかけているあなたへもう一度だけ。冒頭でも言いましたが、

「あなたのリズム感は、おかしくない。変なのは【リミックス5】のタイミング設定です!」

私はリズ天が大好き。今作も、操作に慣れた後は、スキマ時間があればついつい起動して遊んでしまうほどハマりました。だからこそ、【リミックス5】のかみ合わなさだけは見過ごせませんでしたね。同じ気持ちの人が、この記事を読んで少しでも「私だけじゃなかった」とホッとしてくれたら、書いた甲斐があるというものです。

音楽に合わせようとするんじゃない。
目で見えている映像と、耳に聞こえてくる合図を頼りにするんだ!

【リミックス5】は、そうしてさっさとメダルをつけてしまいましょう(苦笑)

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