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10年近く付き合ってきたゼンハイザーのヘッドホンに、とうとう限界が来ました。
イヤーパッドに、ヘッドバンドのクッション。何度も交換しながら、「もう買い替えようよ」と言われても大事に使い続けてきたお気に入りのヘッドホンでした。
けれどここ最近、コードはごわごわ、取り回しも悪くなり、「そろそろ潮時かな…」という予感だけが少しずつ大きくなっていました。
決定打になったのは、先日の Zoom会議 (顔出しなし)。
仕事で参加していたオンラインミーティングのあと、同席していた方から、「ところどころ、音声が途切れてましたよ~」と、やんわり指摘されたんですよね。
そのとき私が使っていたのは、Skype全盛期の頃からずっと使っているロジクール製のマイク付きWebカメラ(目玉みたいでかわいい)。

傷だらけだけど、よく映るしまだまだ使えるんだからね!笑
これもまた、古き良き時代からの相棒でしたが、「さすがにマイクももう寿命かもしれん……」と認めざるを得ませんでした。
最初は「じゃあWebカメラを新調するか」と考えました。でも、冷静に振り返ってみると、最近はカメラ部分はほとんど使ってない。私が頼っていたのはマイク機能だけ。
それなら、経年劣化してきたヘッドホンとマイクをまとめて見直して、マイク付きヘッドセットに一本化したほうが、デスクまわりもシンプルになるし合理的なんじゃない?
そう思い至りました。
どうせ買うなら、チープなヘッドホンではなくて、ちゃんと「いい音」が鳴るものが欲しい。
仕事のオンライン通話も、趣味の音楽鑑賞も、ゲームも、ぜんぶ一台でまかなえたら最高。
そこで目を付けたのが、前から気になっていた ゲーミングヘッドセットでした。
10年選手からの卒業。私が次に求めた「5つの絶対条件」
私はいわゆるFPSガチ勢でもなく、eスポーツの大会に出るようなゲームの達人でもありません。
ヘッドホンを使うのは、主に音楽鑑賞、作業中のBGMやゲーム、オンライン会議などです。
だからこそ、ヘッドセットに求めた条件は、いわゆる「ゲーマー向け」とは少し違っていました。
◆予算は 1万円以内
◆PC・Switch・Meta Quest(VR) で共用したい(3.5mm接続 or USB対応)
◆マイクは必須
◆低音がしっかり鳴るリスニング用途としても使える音質
◆マイクを上げるだけでミュートできる フリップミュート
一般的なゲーミングヘッドセットは、足音や銃声の定位を重視した「ゲーム特化」の音作りというイメージだったので、「音楽を聴いたとき、ベースやドラムが貧相に感じたらイヤだな…」という懸念がありました。

ゼンハイザーのヘッドホンで育ってきた耳としては、低音の量感と厚み は絶対に妥協したくないんだよなぁ……とはいえ、マイクも必要で、予算にも限りがある……
そんなわがままな条件を抱えたまま、私はヘッドセット選びの迷子になってしまいました。
定番のロジクールやHyperXを差し置いて、なぜ悩んだのか?
最初に候補に挙がったのは、いわゆる「定番の有線ゲーミングヘッドセット」たちでした。
HyperX Cloud Stinger 2 Core
Logicool G335
EPOS H3
いずれも評判は良く、価格も(概ね)お手ごろ。
とくにLogicool G335は軽量でフリップミュート付き、デザインもかわいくてかなり惹かれました。
でも、スペックやレビューを読み込んでいくと、どうしても引っかかるところが出てきます。
「ゲーム用途なら十分だけど、音楽用には少し物足りない」
「低音はそこまで強くなく、フラット寄り」
「迫力はあるけれど、長時間聴くと疲れる可能性も」

どれも悪くなさそうなんだけど、音楽メインで使いたい自分の耳が本当に満足できるかなぁ……? と考えると、なかなか決め切れなかったんですよね。
そんなとき目に入ってきたのが、JBL Quantumシリーズ です。
もともとオーディオメーカーとしてのJBLには良い印象があって、「ゲーム向けでも、音楽再生に強いチューニングなんじゃないか?」という期待がむくむくと湧いてきました。
ちなみに、候補の1つに挙げていた EPOS H3 は、実はゼンハイザーの流れを汲むゲーミングブランド。もともとゼンハイザーはデンマークのDemantグループと組んで「Sennheiser Communications」という会社を作り、ビジネス用のヘッドセットやGSPシリーズなどのゲーミング製品を担当していました。
その部門が独立してできたのがEPOSなので、「ゼンハイザー系の血筋」という意味では、私にとってH3はかなり気になる存在でした。
ただ最近は、このEPOSのゲーミング事業自体が縮小・終了方向というニュースも出ていて、今後は在庫限りになっていく可能性もあります。「今買っておかないと手に入りにくくなるかも」という気持ちはありつつも、長く付き合うことを考えて、私はより入手性が安定しているJBL Quantum 300を選ぶことにしました。
上位モデルの誘惑と予算の壁。Quantum 300が「正解」だった理由
JBL Quantumシリーズの中でも、私が候補にしたのは JBL Quantum 200 / 300 / 400 の3つ。
各モデルをざっくり整理すると、こんな感じです👇
| 項目 | 🎧Quantum 200 | 🎧Quantum 300 | 🎧Quantum 400 |
| 接続方法 | 3.5mmプラグのみ | 3.5mm + USB変換 | 3.5mm + USB有線 |
| 専用ソフト | 非対応 | 対応 (USB時) | 対応 (USB時) |
| ミュート | フリップ | フリップ | フリップ + ボタン |
| 光る機能 | なし | なし | あり (ロゴ発光) |
| 価格帯 | 最安クラス | 中間 (コスパ最強) | 高め (多機能) |
最初は「どうせなら上位モデルの400にして、空間オーディオも楽しみたい」と思っていました。
ところが、いざショップや通販サイトを見てみると、Quantum 400はまさかの2万円超え。

いやいや、1万円以内って決めたもんね、私……
さすがに予算オーバーで、ここで一度正気に戻ります。
一方で、Quantum 300はセール価格でかなりお手頃になっていて、Logicool G335よりもむしろ安いタイミングに遭遇しました。
◆予算内に収まる
◆フリップミュート付き
◆3.5mmとUSBの両方でPC/Switch/Questに対応できる
◆JBLらしい低音寄りのチューニングが期待できる
ここまで条件が揃ったところで、「300、ちょうどいい のでは?」そう思った私は、最終的にJBL Quantum 300を選ぶことにしました。
【音質】ゲーミングの枠を超えた?JBLらしい「響く低音」に感動
正直に言うと、「ゲーミングヘッドセットだから、音楽はおまけ程度かな」と少し身構えていた部分もありました。ですが、Quantum 300が届いて音を鳴らしてみた第一声は……
「いい……めっちゃスキ!!!」

ゼンハイザーのような繊細さや余裕のあるレンジとはまた違うけれど、「1万円以内のマイク付きヘッドセット」として考えると、かなり満足度の高い音でした。作業BGMとして流すだけでなく、腰を据えてアルバムを一枚通して聴いても「ちゃんと気持ちいい」のは非常にうれしいポイントでした。

使ってみた感想や音質その他の詳細は、次回レビュー記事に詳しくまとめます!
【マイク】もう「途切れてる」とは言わせない。フリップミュートの快感
マイクの音質は、オンライン会議には十分以上でした。
友人に協力してもらって、何度かZoomで試してみたのですが、以前のWebカメラマイクのように「音が途切れる」ことはなかったです。
◆ブームを下ろすとオン、上げるとミュートになる「フリップミュート」はやっぱり便利
◆咳払いしたいときや、家族にちょっと話しかけられたときも、マイクを上げるだけでOK
「ミュートボタンどこだっけ?」と慌てるストレスがなくなっただけでも、オンライン通話の快適さはかなり変わりそうです。
【装着感】側圧は?重さは?たまにかける「PCメガネ」との相性もチェック
ゲーミングヘッドセットは「重くて疲れる」という印象がありましたが、Quantum 300は想像より軽めでした。ただし側圧は少しキツめに感じたので、さすがにこれを10時間ぶっ通しでつけっぱなし……という使い方はしないと思いますが、
◆数時間の作業BGM
◆1〜2時間のゲーム
◆1時間前後のZoom会議
くらいなら、問題なくこなせそう。耳全体をすっぽり覆うタイプなので、メガネとの相性は人によって好みが分かれるかもしれませんが、少なくとも私は特に痛みは出てないですね。
【注意点】唯一の落とし穴。専用ソフト「Quantum ENGINE」との格闘記
一方で、JBLの専用ソフト「Quantum ENGINE」との相性は、私の環境ではあまり良くありませんでした……というより最悪でした。
インストールしたところ、iTunesやYouTubeの音が出なくなったり、ブラウザがフリーズ気味になったりと、サウンド周りのトラブルが多発。
アンインストールした途端にすべて解決したので、今はあえてソフトなしの素の音で使っています。

申し訳ございませんが、わたくしはインストールいたしかねます🙏

空間オーディオや細かいEQ調整を楽しみたい人は、環境によっては注意が必要です。私と同じようにトラブルが出たら、Windows標準の「Windows Sonic for Headphones」など軽めの機能で代用するほうが安心ですよ。
結論:1万円以下でも妥協したくない欲張りなあなたとまる美へ
10年選手のゼンハイザーと、古いロジクールのWebカメラマイクから、思い切って JBL Quantum 300 に乗り換えてみて感じたのは、
◆1万円以内
◆低音しっかり!
◆オンライン会議もゲームも1台で済ませたい
という願望を、かなり高いレベルで満たしてくれるヘッドセットだということでした。
純粋な音楽用ヘッドホンと比べれば、細部の表現や解像感で譲る部分はあります。それでも、マイク付きでこの値段、この音、この使い勝手なら、十分すぎるほどアリ。
◆ゼンハイザーやオーディオ寄りのヘッドホンから、マイク付きヘッドセットに乗り換えたい
◆ゲームもするけど、実は音楽を聴いている時間のほうが長い
◆低音がちゃんと鳴るヘッドセットが欲しい
そんな人にとって、JBL Quantum 300は、初めてのゲーミングヘッドセットとして、かなりおすすめできる一台だと感じています。

細かい音質や、数日間使ってみてわかった本音の感想は、
次回の記事でたっぷりお届けする予定です!そちらもお楽しみに!


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